『誰かの役に立ちたい』はちょっと曖昧



本業でも個人の活動でのジブンアップデートでも、日々コーチングを通じて、様々な人とお話をさせて頂く機会があります。


コーチングはあくまで方法や手法の一つでしかないので、コーチングをする事が目的ではありません。


ゴールはコーチングを受けてくださった人が、ありたい自分を見つけ自分らしく生きていられていることです。

厳密に言えば、自分らしく生きていくことにゴールはないのかもしれません。


そんな中、コーチングをしている時に私から質問をさせて頂くことが多いのが『どんなあなたで、ありたいですか?』です。


最初はとても答えずらい質問です。


だからこそ、『ありたい自分』を一緒に見つけていくのがジブンアップデートでもあります。


ですので、まだ『ありたい自分』を答える時が難しいときは、もう一つ質問をします。


『やりたいことは何ですか?』


そうすると『誰かの役に立ちたい』と答えられることが多いのです。


誰かの役に立ちたい、この考えはとても素敵ですし、他社貢献は自分の幸せにも繋がるとても素晴らしいことです。


ただ、注意したいのは、では『誰の?』『何に?』『どんな事で?』『どうやって?』役に立ちますか?と質問をすると、やはり多くの人が答えに詰まってしまいます。

その上で『誰かの役にたつために、今はどんな事をされていますか?』と聞いても『今は特に何もしていません』と答えられる人もいらっしゃいます。


人よっては、とても意地悪な質問に聞こえるかもしれません。


ただ、多くの人が『誰かの役に立ちたいと思っていても、具体的に何をすればいいのかが分からない』ということが、コーチングを通じた対話や会話の中で感じます。


よくビジネスでは、商品を開発したり販売する時にマーケティングの一環として『ペルソナ』を設計します。


ペルソナとは、実際にその人が存在しているかのような想定をします。

名前・年齢・出身地・居住地・職業・年収・役職・趣味・特技・交友関係・家族構成・ライフスタイル・休日の過ごし方、などなど


ペルソナを設定することで、その人のニーズに合い問題を解決するための商品が開発され、さらにその人にどうやったら商品を知ってもらい、購入してもらい、ファンになって継続購入してもらえるのかを考える必要があります。


逆に言えば、誰でも何でも解決できますよという商品は、一見幅が広く凄そうに見えますが、そもそも何を開発したらいいのかも分かりませんし。それにより何が解決されるかも分かりません。


つまり、『誰でも』『何でも』は、誰の何も解決できないのです。


これと同じで『誰かの役に立ちたい』は、一見何でもできそうに見えますが、実は『誰の?』『何に?』『どんな事で?』『どうやって?』役に立てるのかが明確になっていないことから、自分でも何をやればいいのかが分からずに、何もできない状態が続いてしまうことがあります。


企業の商品開発や販売のような『ペルソナ』までは必要ありません。


ですが、まずはあなたがどんな事ができて、何をやりたいのかを明確にすることが必要です。

そして最も大事なのは、それをやることが『自分らしくいられてるか?』を何よりも大事に大切にしてください。


人の役に立つことは、とても素敵なことです。

しかし何よりも、まずは自分らしくいられていることで、自分の役に立ってあげてください!


ではまた!

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